肩甲骨の役割

「ショルダーガー ドルオーガニゼーション」

⭐️肩甲骨の安定がもたらす変化

ピラティスをされている方なら、「肩甲骨を安定させて」「肩を下げて」といったインストラクションを耳にすることがよくあると思います。

特に初心者の方は、「肩甲骨を安定させる」と言われても、具体的にどうすればいいのか戸惑うことも少なくないかもしれません。

ピラティスの創始者ジョセフ・ピラティスは、身体を構成する全てのパーツが協調して動くことを重要視しました。

その中でも、「ショルダーガードルオーガニゼーション(Shoulder Girdle Organization)」という概念は、肩甲骨の安定性がピラティスのエクササイズの質を大きく左右するという考え方です。

⭐️そもそもショルダーガードルって何?

ショルダーガードルとは、日本語では「肩甲帯(けんこうたい)」と呼ばれ、左右の鎖骨と肩甲骨、そして胸骨から構成される骨格構造のことです。

腕の動きの土台となる重要な部分で、腕をスムーズに動かすためにはこの肩甲帯が安定している必要があります。

例えば、腕を挙げる動作を考えてみましょう。

腕を挙げる際には、上腕骨(腕の骨)だけでなく、肩甲骨も同時に上方に回旋しながら動きます。

この時、肩甲骨が不安定な状態で動いてしまうと、肩関節に負担がかかり、首や肩の周りの筋肉が過度に緊張してしまいます。

⭐️なぜピラティスで肩甲骨の安定が重要なのか?

ピラティスでは、体幹(コア)を安定させてから四肢を動かすことを基本とします。

これは、四肢を動かす際の力の源が体幹にあるためです。

肩甲骨は、この体幹と腕をつなぐ唯一の骨格(鎖骨と胸骨でつながっている)であるため、その安定性は非常に重要です。

不安定な肩甲骨は、体幹から腕への力の伝達を妨げ、以下のような問題を引き起こします。

  1. 首や肩のこり・痛み: 肩甲骨が不安定な状態で腕を動かすと、僧帽筋(そうぼうきん)や肩甲挙筋(けんこうきょきん)など、首や肩の周りの筋肉が過剰に働き、緊張してしまいます。これが、慢性的な肩こりや首の痛みの原因となることがあります。
  2. エクササイズの効果の減少: 肩甲骨が不安定だと、腕の動きが不正確になり、目的とする筋肉に効果的にアプローチできません。例えば、「ハンドレッド」で腕を上下させる際、肩甲骨が不安定だと、腹筋ではなく首や肩の力で動かしてしまい、本来の腹筋を鍛える効果が得られにくくなります。
  3. 不良姿勢: 肩甲骨が前方に傾いたり(巻き肩)、外側に広がったりすることで、猫背のような不良姿勢につながります。これは、呼吸を浅くしたり、内臓を圧迫したりする原因にもなります。

⭐️ピラティスで肩甲骨を安定させるには?

ピラティスでは、以下のようなアプローチで肩甲骨の安定性を高めていきます。

  • 意識的なコントロール: エクササイズ中に、肩甲骨を「背中に広げる」「下げる」といった意識的な動きを促します。
  • 体幹の強化: 体幹を安定させることで、肩甲骨を支える土台を強化します。
  • 肩甲骨周囲の筋肉のバランスを整える: 肩甲骨を内側や下方に引き寄せる菱形筋(りょうけいきん)や前鋸筋(ぜんきょきん)といった筋肉を強化し、過剰に働いている僧帽筋などの緊張を解放します。

⭐️具体的なエクササイズでの意識の仕方

例えば、「チェストリフト」や「ハンドレッド」といったエクササイズでは、以下の点を意識してみましょう。

  • 肩甲骨を背中のポケットにしまうように下げる。
  • 肩と耳の距離を遠ざける。
  • 鎖骨を左右に広げる。

最初は難しいかもしれませんが、インストラクターの丁寧な指導を受けながら、少しずつ意識することで、肩甲骨の動きが変わっていくのが実感できるはずです!

まとめ

「ショルダーガードルオーガニゼーション」は、ピラティスのエクササイズをより効果的かつ安全に行うための鍵となる概念です。

肩甲骨を安定させることで、肩こりや首の痛みを改善し、より深い体幹の繋がりを感じ、エクササイズの効果を最大限に引き出すことができます。

もし、ピラティス中に「肩が上がっている」「首に力が入っている」と指摘されたら、それは肩甲骨の安定性が不十分なサインかもしれません。

ぜひ、ご自身の肩甲骨に意識を向けて、その変化を楽しんでみてください。ピラティスがもたらす身体の快適さを、さらに深く感じることができるでしょう🌿

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