
猫背と聞くと、背骨が曲がってしまっている状態を想像するかと思います。
「骨が歪んでしまったのでは?」
と心配になる方が多いかもしれませんね。
しかし実は、多くの場合、猫背の主な原因は「骨」そのものではなく、「筋肉の使い方」や「筋バランスの乱れ」に影響されることが多くあります。
知っておきたいのは、私たちの背骨はもともとS字カーブを描いています。
これは衝撃を吸収し、姿勢を保つために必要な自然な形です。
ところが、長時間のデスクワークやスマホ操作、ソファでのくつろぎ姿勢など、前かがみの姿勢が続くことで、体の前側(胸やお腹)の筋肉が縮こまり、反対に背中側の筋肉は引き伸ばされたままになります。
この筋バランスの崩れが、猫背の一因となります。
特に注目すべき筋肉は、胸の大胸筋と肩甲骨まわりの菱形筋や僧帽筋の中部・下部。大胸筋が硬くなると、肩が前に引っ張られます。
一方で、背中の筋肉が弱くなると、その引っ張りに対抗できず、結果として背中が丸くなってしまいます。
また、腹筋や骨盤まわりのインナーマッスル(体幹)も重要です。
体幹が弱いと、正しい姿勢を長時間保つことが難しくなり、ついつい楽な姿勢=猫背になりがちです。
「骨が歪んだ」と感じるのは、このような筋肉のアンバランスが長期間続いた結果、姿勢が固定化してしまうからです。
逆に言えば、筋肉のバランスを整え、正しく使えるようになれば、猫背は改善できるということです。
ピラティスでは、姿勢をつくるための筋肉を目覚めさせ、バランスよく鍛えることで、無理なく猫背を改善していくアプローチをとります。
「背筋を伸ばそう」と意識するだけではなく、根本的な筋肉の働きを見直すことが、本当の改善への第一歩です。
猫背は骨の問題ではなく、筋肉の使い方のクセ。
そのことに気づいたときから、姿勢は変わりはじめます🌱

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