
「骨盤がズレている」「股関節がズレている」といった言葉を耳にしたことはありませんか?
整体やエクササイズの場面でよく使われますが、実際にはどういう意味なのでしょうか。
本当に骨盤や股関節がズレることはあるのでしょうか?
今回は理学療法士の視点から、骨盤と股関節の関係についてわかりやすく解説します。
🧘骨盤と股関節は一体で動いている
骨盤は背骨と下肢をつなぐ土台であり、その下にある股関節(大腿骨の付け根)は自由に動ける可動部分です。
私たちが歩いたり、しゃがんだり、立ち上がったりできるのは、骨盤と股関節が連動して働いているからです。
骨盤がわずかに傾くことで股関節の動きがスムーズになり、股関節がしっかり支えることで骨盤や体幹は安定します。
つまり、この2つは常に「セット」で働いているのです。
🧘「ズレる」という表現の正体
医学的にいうと、骨盤や股関節が日常生活で大きくズレることはありません。
もし本当に関節が外れるほどズレてしまえば、それは脱臼であり強い外力や外傷が必要になります。
では「ズレている」という表現は何を意味するのでしょうか。
実際には、筋肉のアンバランスや姿勢の癖によって骨盤や股関節の動きが偏り、本来のスムーズな連動が失われている状態を指していることが多いのです。
例えば、片側ばかりに体重をかける、足を組む癖がある、長時間同じ姿勢でいるなどがその原因です。
🧘安定と柔軟性のバランスがカギ
骨盤と股関節の関係を健全に保つには「安定性」と「柔軟性」の両立が欠かせません。
体幹や骨盤底筋群などのインナーマッスルがしっかり働くと骨盤は安定します。
一方で、股関節周囲の筋肉(特にお尻や太ももの筋肉)が柔軟に動けると、骨盤と股関節の動きがスムーズになり、腰や膝への負担も減ります。
このバランスが崩れると、「ズレている」と感じるような違和感や痛みにつながるのです。
⭐️まとめ
骨盤と股関節は切り離せない関係であり、実際に大きくズレることはありません。
「ズレ」という表現の多くは、筋肉のアンバランスや動きの偏りを指しています。
安定性と柔軟性を整えることで、腰痛や股関節痛を防ぎ、快適に体を動かせるようになります。
日々の姿勢やエクササイズを見直すことが、最良のセルフケアといえるでしょう🌱

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