
〜安定した動きは「整える力」から生まれる〜
「バランスが悪くなった気がする」
「片足立ちが不安定」「つまずきやすくなった」
このような感覚を、年齢や運動不足のせいだと感じていませんか?
実はバランス能力は、単に筋力だけで決まるものではなく、姿勢・呼吸・感覚の統合によって成り立っています。
ここに、ピラティスが大きく関わってきます。
バランスとは、身体が動いている最中でも、また止まっている状態でも、重心を適切にコントロールできる力のことです。
立つ、歩く、手を伸ばすといった日常動作のすべてにバランスは関係しており、無意識のうちに体幹・下肢・感覚器官が協調して働いています。
ところが、デスクワークやスマートフォンの使用時間が長くなると、姿勢が崩れ、感覚の入力が偏り、バランス機能は少しずつ低下していきます。
ピラティスでは、動きの前にまず「整える」ことを大切にします。
呼吸を通して肋骨や骨盤の位置を感じ、体幹の深層筋を穏やかに働かせることで、身体の中心軸が安定します。
この**安定した中心(センター)**があるからこそ、手足を動かしたときにブレにくくなり、無理のないバランスが生まれます。
また、ピラティスのエクササイズは、あえて不安定な姿勢や片側だけを使う動きが多いのが特徴です。
これは、バランスを「鍛える」というよりも、「感じて調整する力」を高めるためです。
うまくできる・できないを評価するのではなく、「今どこに体重が乗っているか」「どこが緊張しているか」に気づくことが、バランス能力向上の第一歩になります。
さらに、バランスには呼吸も深く関係しています。
呼吸が浅くなると体幹は固まり、反応が遅れやすくなります。
ピラティスで呼吸と動きを連動させることで、姿勢制御に必要な筋肉が自然なタイミングで働き、転びにくく、疲れにくい身体へとつながっていきます。
バランスが整うと、姿勢が安定し、動きに余裕が生まれます。
これは運動の場面だけでなく、日常生活や仕事、家事の中でも感じられる変化です。
「頑張らなくても安定している」状態こそが、ピラティスが目指すバランスです。
明日のレッスンでは、難しい動きよりも、自分の身体を感じることを大切にしながら進めていきます。
今の自分のバランスを知り、整え、少しずつ育てていきましょう🌱

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